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教育の中で学びたい多様な生き方

小学校、中学校は、あらゆる子どもたちが集まって教育を受ける場です。学校は、ただ単に勉強を教わるだけの場ではありません。子どもたちは、家庭から離れて集団生活を送る中で、さまざまな違いに出会います。自分の家では当たり前だったことが、友達の家では当たり前ではないことを知るのです。そのように、自分の知っている世界が全てではない、世の中にはいろいろな価値観の人がいるんだということを学ぶのは、社会生活を送るためにとても大切なことです。例えば、障害がありながらも精いっぱい頑張っている人や、外国で育った人と一緒に学校教育を受ける機会があります。そうした経験をすれば、自分には思いもかけないことで大変困っている人がいると知ることができます。困っている人に対して何か力を貸すことはできないだろうかと考えることで、多様な人々がともに社会で生きていくための基礎ができます。教育は、さまざまな価値観の人が共生するための土台をつくるために、多様な生き方を伝え、そして学ぶ場として重要です。

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